どうもMOVEMENT PRODUCTIONの林武蔵です。
このページでは月に1〜2回、MOVEMENT PRODUCTION(以下、ムーブメント)のコラムを活動報告として公開しています。
第2回となる今回はアーティスト写真のお話。
6月某日、ムーブメントの作家が集まりアーティスト写真の撮影がありました。
ムサシとしては人生初です。
うむ、悪くない。
上下デニムの組み合わせとか、生まれてから一度もしたことなかったんですが、やってみると80年代アーティスト感があって良いですね。
そしてこういう服装はテレキャスとの相性が良い。
レスポールやストラトよりもダントツで合ってます。
スタジオは東京湾岸方面。
ベイサイドはとにかくアクセスが悪くて苦手ですが、スタジオに入ってみると気持ちは一転。
潮風の混ざる海辺のアメリカンな倉庫風のスタジオは、調光が素晴らしく、照明なしでも最高にお洒落な写真になりました。
昔、お酒の席で一緒になったカメラマンの人が「人や物を撮るときの変数は光と距離くらいしかなくて、その微妙な違いを詰められるかどうかでしか差がつかない」と言っていたのを思い出します。
調光のいいスタジオはそれだけでアドバンテージなのです。
あと天井が高い。
エレベーターなんて、苦学生の四畳半の部屋がすっぽり入ってしまうくらい広い。
業者の搬入用っぽかったので、埠頭の倉庫をリノベしたスタジオなのかも知れません。
カメラマンさんも髭の気さくなお兄さんで、ブランド物の写真を撮っている凄い方でした。
(あとで話して気づいたのですが、平成2年生まれのタメでした。32歳ってこんなにお兄さんに見えるの……)
普段いつも自分が着ているなかで、なるべくお洒落な服装をして行ったのですが、現場に行ってみるとメイク兼ヘアメの人がいて、超ナチュラルなメイクを施され、靴から服までオールコーディネートで自分でも見たことのないような格好になりました。
今まで僕は組み合わせのファッションセンスがあってお洒落な方だと思っていましたが、こうして色々と着せられてみると、圧倒的に流行に疎いし知識が足りないし、なにより無限の組み合わせの試行錯誤が足りないことに気付かされます。
誕生日ということもあり、服はそのまま着て帰っていいよと言われました。
ナイキの靴もなかなかいいやつでしたが、前迫社長が買い取って僕に渡してくれました。
誕生日最高。
ポージングはやったことなんてないくせに、謎の自信だけはあったのですが、全体の構図から身体の向きとか足の開き方、目線や重心、しまいには緊張して表情の硬さに至るまで細かく指摘されてすっかりしどろもどろになってしまいました。
モデルなど、現場で撮り慣れている人の空間認識能力と自己分析能力の高さを思い知らされます。
自分は背は低いがスタイルは良いので、メイクと服装ですぐ本場のモデルっぽくなってしまうんじゃないかな〜〜。と(内心本気で)思っていましたが、いざ撮ってみると絶妙に何かが足りない。
考えてもみれば、自分より何十センチも背が高くてスタイルが良くて顔が小さいイケメンのモデルたちなんて、僕以上に被写体映えするはずだし、その選りすぐりの中で優劣がしっかりついているんだから、敵うはずもない。
昔、俳優の沢村一樹さんが何かのテレビでモデル時代の話をしていて「ポージングのときに(手首に手をやりながら)この手が、数センチズレてこっちに自然と持ってこれるかどうかで、収入が倍になるんですよ」と言っていましたが、なるほど確かにそういう些細な変化を味方につけられるくらい精密な体力が、構図のもつパワーを増大させるんだろうなと思いました。
敗北感に苛まれてはいますが、こうやって撮影する機会をもっと増やせるくらいには売れていきたいところです。
こちらのコラムでは、ムーブメント所属のこの作家の話を聞いてみたい。こんな音楽の話が聞きたい。など、リクエストがあれば極力応えていきますので、ぜひサイトのコンタクトにお問い合わせください。
また、MOVEMENT PRODUCTIONではクリエイター(作詞家・作曲家・編曲家)の募集を随時行っております。デモ音源はコンタクトのフォームからご送付ください。
もう一点、前迫潤哉とDr.Lilcomが運営するプロ音楽作家向けオンラインサロン 「音楽作家 成功への近道 – Be The ヒットメーカー」も現在絶賛活動中ですので、我こそはという方は是非!
……なお、おすすめのファンクミュージック、おすすめの本、おすすめの映画、おすすめのワウペダルを知りたい方は、林武蔵の個人のTwitterのほうにご連絡ください。
いつでも相談に乗ります。
今日はこの辺で。