「DTM甲子園2025」に提出いただいた皆さまお疲れ様でした!
総応募曲数431曲から選ばれた、受賞作品を公開します。
(結果発表:10/26(日)「MCA主催 音楽クリエイター交流会」・HP/SNSでも同日発表)
大賞
- 学生部門
Mused『フォルリの現在観測』
審査員コメント
ボカロ曲としてもレベルが高く、アレンジやコード進行などもしっかり練られていつつ疾走感があり熱情を感じた。
また語尾の投げ方など調声も丁寧に作ってあるところも好感が持てました。(ねじ式)
- 社会人部門
かげぴーぼーる『星屑ペインター』
審査員コメント
総合的にクオリティが高い楽曲でとにかくメロディーが良いです。特別なことをしなくても目立つにはメロディーの良さがとても大事で、この楽曲はとても良かったと思います。
歌詞に関してはもう少しストーリー性が見えると良かったかなと思います。星屑等の言葉はフックになりますが一聴して覚えられるワードがもっとあっても良かったかなと思います。(Akira Sunset)
サウンドハウス賞
えれくた『Embers』
審査員コメント
とてもキャッチーで印象に残るメロディラインが魅力的でした。アレンジ面でもリズムとメロディのバランスが良く、完成度の高い一曲だと思います。
今後はボーカルの表現やダイナミクスの幅をさらに磨くことで、より深みのあるサウンドに発展していくと感じました。(木原 良輔)
beatcloud賞
shuni & Koh『Hide&Seek』
審査員コメント
僕が思う「素晴らしい音楽」の定義の一つとして、映像が見えてくる楽曲というものがあります。その点で、特に歌モノとしての観点では、言葉や世界観を音選びや展開によって丁寧に伝えられている素晴らしい楽曲だと感じました。
例えば、記憶や風景から現実へ転換させるようなイントロから歌入りへの導入や、都会的なトラックでありながらもどこか孤独を感じさせるメロディーやボーカルテイクなど。音楽を聴いているのですが、非常に映像的で、色味や温度感を表現する才能を発揮されていると思います。
この歌の中で重要なフレーズの一つとなっているリフレイン部分で、特徴的なブレイクや息づかいを入れたりと、「この曲といえばココだよね」と共感し合えるフックの作り方にもセンスを感じさせられます。
欲を言えば、ブレイク後の立ち上がりで徐々にアレンジと共に高揚していき、強くてスケールの大きいメロディーで解放感のあるサビが来てくれると、よりポップで、大衆の耳に刺さる勢いが増して、もっと好きになります。
バランス感覚に優れていて、可能性・将来性をとても感じますので、応援したい存在です。生楽器を融合したアレンジや日本語詞の楽曲なども聴いてみたいです。(石井 亮輔)
I-O DATA賞
WHEII『偶像』
審査員コメント
シンプルさ・キャッチーさ・新鮮さ。この3つがうまく組み合わさることで、コモディティ化されていない“新しいもの”が生まれると思っています。この作品にはまさにそれを感じました。
他にもサウンドがモリモリで「すごい!」と感じる作品はありましたが、この曲のAメロにはSNSで広がりそうなフックがあり、切ない歌詞と調和する“寂しさ”と“少しの可愛さ”を併せ持つサウンドが印象的でした。
さらに、J-POPに欠かせないサビのキャッチーさもあり、ボーカルの表現や声の選び方も時代にフィットしていると感じます。
個人的には、全体のバランス感覚がとても優れていて、さまざまなボーカリストに喜ばれる楽曲だと思いました。(松浦 航大)
Auraphon賞
柴田九『あーとらんど』
審査員コメント
サウンドのソリッドて緊張感ある世界観からBメロからサビにかけてJpop的にメロディとコード共に広がる展開が非常に素晴らしかったです。
また個人的にはEWIでアウトロのシンセリードを演奏してるということでこの点もかなり耳を持っていかれる要素として面白かったです。
曲のポテンシャルが高いのでミックス(特にボーカル)をブラッシュアップして聞いてみたいです。(力丸尊)
ハニホヘト『リリー』
審査員コメント
アレンジ、メロ共に意識的に色々な仕掛けを入れて飽きさせないように展開しようという思いが伝わり、リスナーのことをきちんと考えられた楽曲に仕上がっていると思います。
全体のサウンド感やミックス感も非常に今っぽく、サウンドキャンパスを上手に意識して作られている印象を受けました。強いて言うならハイ成分が少し渋滞しているのでもう少し整理させるとよりスッキリと全体のバランスをとって聞かせられるかもしれません。(Dr. Lilcom)
ソニックアカデミーサロン賞
23『You can’t escape』
審査員コメント
メロディー、構成、アレンジ含めトータルで非常に完成度の高い楽曲だと思いました。最終的なミックスバランスで惜しいなと思うところはありましたが、PANを効果的につかったイントロ、上下のレンジを広く使えたアレンジとともに、とてもスタイリッシュな楽曲かつ、サビ部分への盛り上げにも成功しており、キャッチーさも持ち合わせています。歌詞は英語ももちろんカッコいいですが、このジャンルで日本語歌詞にも挑戦してほしいです。(灰野 一平)
イヨシコーラ賞
秋の宮島『HBD!!( >3<)=3(iii)』
審査員コメント
まず明快でわかりやすいコンセプトを設定し、それを曲全体を通してアレンジ、構成、メロディーでしっかり一貫して表現している点が、非常に良いと思いました。
惜しい点としては、割とウワモノの楽器が同じなので、パートごとのシーンチェンジ感が少し弱い印象になってしまっているかと思いました。例えばサビは「誕生日パーティー」なんだから、もう少し賑やかになってもいいのかな?と。イントロから始まりA~B~サビと来た時にリスナーをどういう感情に持っていくか?という視点でブラッシュアップすると、さらに楽しく何度も聴きたくなるような曲になるんじゃないかと思いました。(城田 敬)
SOUNDRAW賞
- 最優秀賞
Echo Speaks『Fans in Japan』
- 優秀賞
SHANN『Universe』
- 佳作
吉田ヒロカズ『sweet sleep』
べこ『アークライト』
金賞
- 学生部門 (6曲)
宝木智雪『夏の大冒険』
小林大輝『Color』
ぴよぴよどり & 飴『aqustar』
はらけん『Sensation』
さぬきうどん & あらんま『√ファンタジック』
sikurano & su7kawa『クロノリンク』
- 社会人部門 (5曲)
アイハラトウヤ『v=gt』
Jooyoung Kim『星雲』
ゆきちp『color』
あまり『ワンダーランドより』
大関ガワヲ『asters』


































